結婚した(または結婚がほぼ決まった)ので配偶者ビザを取りたいが何から始めればいいの?

在留資格の手続きは自分の置かれている様々な状況により、やることが変わるので迷う方も少なくありません。
このページではまず何を確認すればいいかを整理し、「自分のルート」を見つけるための説明をいたします。

先に押さえたいポイント

お相手の在留資格・居場所を確認しましょう。

手続はいくつかありますが、まずは「配偶者ビザにあたるか」、そして「COE(呼び寄せ)」なのか「変更」なのかを確認しましょう。

一般に「配偶者ビザ」と呼ばれるものは、主に日本人の配偶者等または永住者の配偶者等を指します。

  • 配偶者ビザにあたる主な場合
    一方が日本人、または永住者で、その配偶者が外国人である場合。

外国人配偶者が海外にいる

在留資格認定証明書交付申請(COE・呼び寄せ)

日本にいる側がCOEを申請し、交付後に海外の配偶者へ送り、現地の日本大使館・領事館で査証申請をして入国します。

外国人配偶者が就労・留学などで日本にいる

在留資格変更許可申請(変更)

現在の在留資格から、日本人の配偶者等または永住者の配偶者等へ変更申請を行います。⚠短期滞在からの変更は注意

※すでに配偶者ビザを持っている場合は、更新の期限にも注意しましょう。
在留期間更新許可申請(更新)は、在留期間の満了日以前に行う必要があり、6か月以上の在留期間がある場合は、おおむね3か月前から申請できます。

海外駐在などで夫婦共に海外にいる場合
夫婦で同時に日本へ引っ越すときなどは、日本に住む親族(日本人配偶者の父母など)が代理人となって在留資格認定証明書(COE)の申請を行うこともあります。

参考:自分が就労ビザ等の外国人で、相手も外国人の場合(家族滞在が中心)

  • 配偶者が海外にいて呼び寄せる場合→原則、家族滞在の在留資格になります。
  • 配偶者が日本(就労などのビザ)にいる場合→基本的に変更はありません。(場合により家族滞在に変更も)

現状の確認と簡易チェック

配偶者ビザの申請において、まず最初に取り組むべきは、お二人が日本で安定して生活していける「基盤」が整っているかを正しく把握することです。
※チェックする項目は目安です。

1. どこに住む予定か
夫婦が日本で安定して暮らせる住居が決まっているかを、まず確認しておくことが大切です。
確認チェック
□ 日本で住む予定の場所が決まっている
□ 持ち家・賃貸・親族宅のどれか説明できる
2. 同居をする予定か
配偶者ビザでは、夫婦が一緒に生活する予定であることが基本になります。
確認チェック
□ 入国後に夫婦で同居する予定がある
□ 住所を同じにする前提で話を進められている
□ 事情があってすぐ同居できない場合は説明できる
3. 生活費の見通しはあるか
夫婦の生活を安定して続けていけるかは、収入や納税状況を含めて確認されやすいポイントです。
確認チェック
□ 夫婦のどちらが主に生活費を支えるか整理できている
□ 課税・納税証明書で「収入と納税など」に問題がないか確認済み
□ 収入が少ない・転職直後の場合、「預貯金や前職の資料」で補える

基盤となる3つの現状を確認して、次の一手を決めましょう。

「結婚の真実性」と「安定性」を判断するための核心部分です。これらをしっかりと確認・準備することで、最短でのルートを見つけやすくなります。

  • 特に「3. 生活費」については、日本側配偶者を中心に、住民税の課税証明書・納税証明書などで収入状況や未納の有無を事前に確認しておくことが重要です。

夫婦の経緯の整理と簡易チェック

まずは、出会いから今日までの歩みを、一つひとつ丁寧に思い返してみることから始めましょう。

1. 結婚に至る経緯は不自然でないか
出会いから交際、結婚までの流れに無理がなく、自然に説明できることが大切です。
確認チェック
□ 出会いから結婚までの流れを大まかな時系列で説明できる
□ 交際期間や、実際に会った時期・場所などを把握している
□ 説明しにくい空白期間がない
2. 日常の意思疎通の方法を説明できるか
夫婦のあいだで普段どのように意思疎通をしているかは、結婚の実態をみるうえで大事な点です。
確認チェック
□ 普段何語でやり取りしているか説明できる
□ 通話やメッセージなど交流の実態を示せる
□ 日常会話がどのように成り立っているか話せる
3. 過去の結婚歴や入国・在留歴に気になる事情はないか
過去の結婚歴や在留歴に気になる事情がある場合は、あらかじめ整理しておくことが大切です。
確認チェック
□ 過去の結婚歴を正確に整理できている
□ 過去の在留歴や入国歴を確認している
4. 双方の家族は結婚を承知しているか
家族が結婚を知っていて交流があることは、自然な結婚生活を考えるうえで参考になりやすい点です。
確認チェック
□ お互いの家族が結婚を知っている
□ 家族との交流を示せる写真や資料がある
□ 家族に紹介した流れを説明できる

出会いから結婚までに、説明しにくい空白を作らないことが大切です。時系列の矛盾をなくすことが、不許可リスクを最小限に抑えます。

これらの項目の多くは、入管に提出する質問書や補足資料で説明していくことになります。実際の様式を先に見ておくと、どのような内容を聞かれるのかがつかみやすくなります。

▶ 出入国在留管理庁公式|「日本人の配偶者等」の質問書はこちら

事情(問題点)があればそれに向けての必要な情報や書類を準備していくという流れになります。

全体の順番

① 現状の確認
足元を固める(現状のセルフチェック)

② 夫婦の経緯の整理
記憶を書き出す(夫婦の物語をメモする)

③ 不足を確認して準備を進める
問題点を解決する(「証拠」の収集)

※先に順番だけ固めておくと、「何をすればいいか」が迷いにくくなります

最後に

配偶者ビザの申請において、問題点や事情があることは決して珍しいことではありません。

大切なのは、事情(問題点)があるかどうかではなく、その事情に対して、申請までに何を確認し、何を準備できるかです。
配偶者ビザは、状況によって見ておくポイントや必要な資料が変わるため、最初に自分のルートを見つけて、順番を決めて進めることが結果的に遠回りを減らします。

迷う点がある場合は、申請前の段階で行政書士などに確認しておく方法もあります。

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